「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)

大阪市立大学・大阪府立大学共同事業
「大阪の再生・賦活と安全・安心の創生をめざす地域志向教育の実践」

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平成27年度第4回COCフォーラム「大学と地域コミュニティの遠隔連携」を開催しました

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2016年2月29日(月)にグランフロント大阪北館タワーB10階ナレッジキャピタルカンファレンスルームにて、COCフォーラム「大学と地域コミュニティの遠隔連携」を開催しました。

大阪市立大学・宮野副学長による開会の挨拶の後、奈良県十津川村、岩手県普代村、和歌山県(および和歌山県新宮市)について、大学と地域との連携事例に関する報告が行われました。奈良県十津川村での取り組みに関して、本学・横山教授が「木域学」(木を通して学際的に地域を学ぶ)による十津川村での授業や取り組みを、中川教授が盆踊りなど文化資源を媒体として集落を維持・安定化する取り組みを紹介されました。いずれの事例も、教員と学生がともに遠隔地域に深く関わることで、様々な学びや地域活性の効果がある点が明らかとなりました。続いて十津川村役場地域創生推進課長・鎌塚氏が、2011年の水害被災の経験を通して複数の大学と十津川村が連携し、地域で教育を実施すると同時に地域課題に取り組む姿を紹介しました。岩手県普代村での取り組みに関して、追手門学院大学・橋本教授は、被災した岩手県沿岸部「鵜鳥神楽」を関西において支援する活動について報告されました。実際に関西にて上演された「鵜鳥神楽」を紹介するとともに、地域の文化資源が保存されるだけでなく、他の場所へ「移植」され新しい文化資源が生まれる可能性が示唆されました。また和歌山県での取り組みに関して、都市研究プラザ・水内教授は、和歌山県新宮市をフィールドとしてこれまで実施してきた教育・研究、そして地域貢献の事例を振り返りました。地域での研究・教育(調査事業の実施や分析、そして地域課題の解決策の試行)を通して、大学は地域・行政と協働し相互に発展する関係が築けるのではないかと述べられました。一方、和歌山県庁都市住宅局長・中西氏は、和歌山県でのまちづくりに関して行政・民間・大学が連携して進めてきた様々な取組みを紹介、成果や課題を指摘されました。

パネルディスカッションでは、中川教授・横山教授・橋本教授・水内教授が遠隔地域との連携を進めたきっかけを説明されました。それに対して鎌塚氏・中西氏は、大学と円滑に連携していくためにも、大学と遠隔地域の組織間連携をマネージメントし繋がりを継続する仕組みづくりが今後必要になると述べられました。当日は行政、大学、企業・一般など多方面から多くの方々にご参加いただきました。アンケートでは、連携の継続を望む声と同時に、その難しさを実感したというご意見も多くいただきました。また、大学と遠隔地域の連携事例や現況に関して広く情報共有する機会(COCフォーラムなど)が継続して行われるのを期待するとのご意見もいただきました。

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事例報告の様子 パネルディスカッションでの登壇者の様子